フロスか死か。
雑誌『Tarzan(No. 675)』を読んでいたら気になる一文を発見。
とはいえ、歯ブラシでは虫歯の多発する歯間を掃除しにくい。「だから、フロスを使ってください。アメリカでは”フロスか死か”というぐらいに普及しているんですよ」とは梶村幸市医師(ユアーズ歯科・日本橋梶村歯科医院理事長)。
デンタルフロスをすると歯茎を傷付けて出血しちゃうという意見もあるけど、「使うメリットの方がはるかに大きい」とのこと。
日本歯科保存学会の会誌『日本歯科保存学雑誌』による2005年の調査によると、歯間部の歯垢の除去率はブラッシングのみの場合は61%。ブラッシングとフロスを実施した場合は79%になる。
僕が知っている歯医者さんも「歯ブラシとデンタルフロス、どちらの方が重要かというとフロスです」と言っていた。それだけデンタルフロスは重要なのに日本ではあまり普及しているようには思えません。
アメリカと日本のフロス普及率は?
ライオン株式会社が2014年5月20日に発表した調査データによると、アメリカのデンタルフロスの使用者の割合は60.2%。スウェーデンは51.3%。日本は19.4%です。
予防歯科への取り組みが進んでいる欧米ではデンタルフロスの普及率も高いようです。アメリカの破産理由の62%は医療費というデータがあるのですが、医療制度も多分に影響しているとは思いますけどね。アメリカでは虫歯や歯周病はマジで死活問題だから予防歯科を徹底するのは当然でしょう。
医療保険が整備されている予防歯科も普及せず、フロス使用率は2割。まだまだ低いですね。
フロスを始めるなら3つ買う。
「よーし、フロス始めよう!」と思った人。僕がオススメなのは3個くらい買って複数個所に置くこと。僕は洗面所、パソコンの前、居間に置いています。
以前「今から歯磨きの習慣を身に着ける方法」という記事でも書いたんですが、歯磨きグッズを複数個所に置くことで「やり忘れ」を防ぐことができます。特にフロスに慣れていない導入時期は忘れがちになるので、一気に3つくらい買ってしまうのが良いかと思います。
あと、デンタルフロスにはワックスタイプとノーワックスタイプがあるので、それぞれ買ってみると良いです。ワックスタイプはベタつくんですが歯の間に入りやすいので僕はワックスタイプが好き。どちらも1個300円から600円くらいです。
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