歯磨きが苦手な人に朗報です。わずか10秒でしっかり歯磨きができちゃう革新的な電動歯ブラシが登場したと話題になっています。
Amabrushという革新的な歯ブラシ
まったく新しい歯ブラシと話題になっている「Amabrush」。Amabrushは「世界初の完全自動歯ブラシ」といった宣伝文句で大注目を集めているマウスピースタイプの電動歯ブラシです(特許出願中だとか)。
すべての歯を同時に完全自動で磨き上げる。その時間はわずか10秒。毎日の歯ブラシの煩わしさから解放してくれる救世主になるかもしれません。
アメリカのクラウドファンディングサービス「Kickstarter」で現在支援募集中なのですが、瞬く間に支援が殺到し目標金額の50,000ユーロ(約650万円)を大きく上回る1,208,805ユーロ(約1億6千万円)の支援が集まっています。
ハウスピースのブラシ部分は柔らかく、歯茎に対して45度の角度で設計されており、歯や歯茎を傷つけることなく歯垢を落としてくれます。歯科医師が推奨しているBass法というブラッシング技術を取り入れているそうです。
個人的に「わかっているなぁ」と思ったのは歯茎の健康についてかなり言及されているところです。歯科医師や歯科大学と連携しながら開発されているらしのですが、それも納得です。「歯茎モード」や「ホワイトニングモード」などもあり、目的にあったブラッシングが可能なようです。
Amabrushは歯を磨く「マウスピース」、振動させる「ハンドピース」歯磨き粉をつくる「歯磨き粉カプセル」の3つで構成されています。
「マウスピース」は3か月から6か月で交換する必要があり、1つあたり6ユーロ(800円弱)です。振動部分の「ハンドピース」は充電式でワイヤレス充電ができます。「歯磨き粉カプセル」は1か月ほどで交換する必要がありその値段は1個3ユーロ(400円弱)です。
振動を起こす「ハンドピース」は分離しており、磁石接続で実にスマートです。
Amabrushは歯ブラシ業界を変える
上記の通り、「Amabrush」には支援金がめちゃくちゃ集まっているんですが、晴れて一般販売したらバカ売れすると思うんですよね。
その根拠は値段です。いや、まだ一般販売価格はわかんないんですが、「Kickstarter」で掲げられている基本セットの価格は69ユーロです。日本円で9千円ほどですよ。激安です。
日本で電動歯ブラシといえば「ソニッケアー」は「オーラルB」の2トップなわけですが、上位モデルだと2万円以上します。替えの歯ブラシも高いです。
Amabrushは価格が安いので、宣伝文句通りの機能を備えているのなら電動歯ブラシユーザーをごっそり奪う可能性があります。歯ブラシ業界を変えてしまう可能性を秘めているのです。
普及しなかった「Blizzident」
実は2013年に似たようなコンセプトの歯ブラシは発売されているんです。やはりマウスピースタイプの歯ブラシで、口に装着したら10回ほど噛みしめ運動をすれば完了という「Blizzident」という名の歯ブラシです。
「Amabrush」との違いは、まず歯型をとってオーダーメイドで歯ブラシを作るということ。その人に合わせたマウスピースタイプの歯ブラシを3Dプリンタを使って作成するというものでした。
6秒で歯磨きが完了するとの謳い文句で注目もされたのですが、その後「Blizzident」が普及することはありませんでした。その理由は不明です。しかし販売価格が299ユーロ(約38,617円)と高額だったのは間違いなく関係があるでしょう。
まとめ
10秒で歯磨きが完了するという「Amabrush」が注目されています。似たような歯磨きは以前にもありましたが、「Amabrush」は機能的にもデザイン的にも価格的にも、一般人ウケしやすそうな印象です。
時間を節約したい意識高い系の人や、身体が不自由で歯磨きができない人などにまず普及しそうですね。個人的にもとても興味があります。
https://www.kickstarter.com/projects/1071673943/amabrush-worlds-first-automatic-toothbrush
試してみたいところです
欲しいですね
これ本当に革新的な歯ブラシになるかもと思っています。値段も安いですし日本でもバカ売れすると思うんですよね。歯医者さんは「3分は磨きましょう」とか言うけど正直しんどいじゃないですか。10秒というのはすごいです。