土曜日。
今日は朝から機嫌が良い。
だって当たり前でしょ、
ようやく念願の本歯を
入れてもらえるんだもん。
ウキウキしながら
地元の歯科医にやって来た。
診察台に案内されて
完成した差し歯を装着!!
『思ってたんと違ぁーーう!!』
笑い飯の西田さん並に
心の中でシャウトした。
皆さん、
この差し歯どうっすか?
これはナシでしょ?
元の歯と
色形が全然違うし、
周りの歯と浮いてる。
不自然極まりない。
あ、これが元の歯ね。
治療前の僕の歯。
汚くてすんません。
でさ、
全く別の歯じゃん。
いや、
別に元の歯に似せなくても
良いんだけどね、
とにかく不自然でしょ。
マジで!!
いや、見た目だけじゃないよ?
付け心地も最悪。
まず驚いたのが、
この差し歯4本連結していること。
先生に聞くと
「あぁ、強度の問題もあるからねぇ♪」
だって。
いやいや、そうかもしんないけどさ、
事前にまったく知らされていなかったし!
連結してることで歯と歯の間に
空気が通すことができないので
窒息感を感じる。
写真は差し歯の裏側。
裏が金属が露出しているということも、
装着して初めて知った。
もちろん先生には
不満を伝えた。
『いやぁ・・・コレは・・。
不自然だと思うんですけど・・。』
それに対して先生は
「いや綺麗だよ。
全然問題ないよ。綺麗綺麗♪」
と繰り返すばかり。
ふざけんなよ!
そりゃないよ、先生。
酷いって絶対!!!
そう心の中でシャウトしながら
僕は『うーーん』と不満顔を続ける。
すると先生は
歯科助手さんを呼んできて
2人揃って「綺麗。違和感ない。」
の合唱が再び始まった。
危うく心が折れそうだったけど、
『逃げちゃだめだ。逃げちゃだめだ。
逃げちゃだめだ。逃げちゃだめだ。』
と自分に言い聞かせて、
『すいません。
やっぱ僕には違和感を感じます。
これ作り直すことは出来ますか?』
とお願いした。
すると先生から代替案が。
「とりあえず仮接着にしておくから
周りの人に見せてみな。
それで1週間後に再来院してよ。
そこで判断しよう。」
これに同意して
家に帰った。
あー、うちの家族、
どんなリアクションするだろ・・・。
面白い!気に入って読んでます!
みーきさん
ありがとうございます!とても嬉しいです(^^)