セミの鳴き声と
暑さで目が覚めた。
今日も朝8時5分前に起床。
クーラー止まってて
汗だく。
それだけで気分悪いのに
目覚めて3秒後に
差し歯を思い出した。
だって口の中でも
違和感バリバリだもん。
見た目も酷けりゃ
使い勝手も最悪。
くそっ!!
マジで何なんだよ!!
そんな最悪の目覚めだった。
とはいえ
不幸中の幸い。
僕の仕事は
基本デスクワーク。
人と間近で話す機会は
少ない。
本歯が完成するまで
あと1週間。
職場では何とか
バレずに過ごせそうだ。
だけど問題がある。
大学時代の仲間との飲み会。
もう3日後に迫っている。
さすがに飲みの席で
この仮歯を誤魔化すのは無理。
つまりジ・エンド。
爆死。
全てが終わる。
大げさに聞こえる
かもしれないけど
僕にとっては死活問題。
だって飲み会には
大学時代に好意を寄せていた
アユミちゃんと再会するんだから。
こんな前歯じゃ
アユミちゃんとの
ミラクルなんて起きっこない。
どうすんだよ!
マジで!!
そして飲み会当日。
僕は勝負に出た。
正直に言うと
会場がある大宮駅に
向かう電車の中でも
欠席する口実をずっと考えていた。
結局は妙案は思い浮かばず
大宮駅に到着。
もう腹をくくるしかねぇ!
そう決意して参加した。
こうなったら先制攻撃。
『今、前歯の治療を
しているんだけど
仮歯が酷くてさぁ。
コレ作った歯医者の
先生が自分で酷いなぁって
言うんだもん。
ホント参っちゃうよ(笑)。』
乾杯直後に
自分から皆に言った。
恥ずかしい時こそ大胆に。
これ僕のモットー。
自分から言わないと
仮歯が気になって
楽しく会話なんか
できないからね。
とは言うものの、
例のアユミちゃんが
来てねぇーし!
理由は
出産したばかりだから。。。
オーマイガー。
そうか、そうなのか。
結婚したのも
知らなかったし。
あーあ。
嬉しいやら悲しいやら。
とにかく心配して損したよ。
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