若い頃はろくに歯も磨かず、痛くなったら虫歯治療を行う程度でした。ところが、ある日、40代の会社の先輩から、歯を失うと、モノが噛めなくなって、本当に大変だと聞かされました。そして、いきなりほらといわれて、見たのは、総入れ歯でした。先輩はろくに歯を磨かず、酒やタバコを浴びるように呑んだり吸ったりした結果、歯を失ってしまったそうです。
40代にして総入れ歯という現実を目の当たりにした私は、衝撃を持って受け止めました。その当時私も、歯磨きは夜寝る前に15秒ほどで終わらせていたのですが、それからというもの一日3回、1回につき最低3分は磨くようにして、現在に至ります。しかし、それまで、虫歯だった歯から、確実に歯槽膿漏が進行していました。なんとなく口中が粘々したり、口臭を感じたりした後に、歯がグラグラする感じが始まり、あわてて歯医者さんに行っても、歯根が腐り始めているので、抜歯しか方法はありませんと告げられました。
抜くのは嫌なので、なんとか延命措置をお願いしても、結果的には、抜歯せざるを得ませんでした。抜歯後には、ブリッジや部分入れ歯ということになります。しかし、ブリッジはまだ我慢できるにしろ、部分入れ歯の違和感は強烈で、集中力がなくなってしまい、ものも噛みにくく、食事も柔らかいものが主流となり、食べるものの選択肢が限定されてしまいます。
生活の質がここまで変わるのかと思うと、若い頃にもっと歯磨きをすべきだったと後悔ばかりが先にたってしまいます。この現状を打破するためには、インプラントしかないと思い、数年後の退職時には、必ずインプラントを行って、モノを食べる喜びをもう一度味わいたいと願っています。
歯を失うとこんなにも辛い現実が待ち受けているとは、想像もしませんでした。
貴重な経験談をありがとうございます!失ってみて初めて実感する歯の大切さが伝わってきました。今後はインプラント治療を予定しているんですね。良い歯科治療ができることを願っています!
コメントを残す