ドラえもんさんの前歯や歯並びを分析

ドラえもん 歯

今回は藤子・F・不二雄さんによる国民的アニメ「ドラえもん」で活躍中のドラえもんさん(生年月日:2112年9月3日)の前歯について分析いたします。

ドラえもんに歯はあるの?

ドラえもん 歯

ドラえもんさんの前歯ですが、基本的に確認することはできません。過去の作品を確認してみても、ほぼ歯無し状態なのです。

ドラえもん どら焼き

そのため、ドラえもんさんには歯がないのだと勘違いをしている人も多いようです。大好物のどら焼きを食べる時でさえ歯無し状態なのですから「ドラえもんには歯がない」と思ってしまうのは仕方がないことです。

ドラえもん 前歯

ただし、実際には歯は存在しております。上の画像は2014年8月8日に公開され大ヒットした映画『STAND BY ME ドラえもん』のワンシーンです。しっかり歯がありますね。

ドラえもん 歯茎

もう少し調査を進めていきますと、歯茎があることも確認いたしました。

ドラえもん 歯抜け

過去には、ジャイアンこと剛田武さんに暴行されて歯を折られてしまったようです。そのため、インプラントなどの歯科治療をおこなっているのかな?と考えたのですが、ドラえもんさんが「猫型ロボット」であることを思い出しました。

ドラえもんさんは2112年の未来からやってきた「猫型ロボット」です。現代では考えられないようなテクノロジーで作られているわけです。現代のロボットでさえも「不具合がでたらエラーメッセージを表示する」なんてことは普通にやっているのですから、部品に不良が発生した場合は、ドラえもんさん自身で発見から修復まで自動的に遂行してしまうようにプログラムに組み込まれているのではないかと推論することができます。

歯が基本的には見えないのも考えてみたら当然で、それは普段は不必要な機能だからです。必要なときにだけ特定の機能を発動するというプログラムが存在するのは珍しいことではなく、むしろ普通です。必要ない機能を自動的にオフにすることで、省電力化が可能なのです。

人間なら発音するのに歯は必要ですが、ドラえもんさんは発声もデジタル化されているはずですから会話に歯は不要なはず。どら焼きなどやわらかい食材にも歯は不要です。

ドラえもんの歯が現れる共通項とは?

ドラえもん 地球はかいばくだん

では、どのような場合にドラえもんさんは歯を使うのか?という疑問がわきます。もちろん固いものを咀嚼する場合は歯を使うと推論できますが、調査が至らず決定的なシーンは確認できませんでした。

そこで逆に、歯を確認できるシーンを集めてみると、ひとつの共通項を導きだせました。それは「非常事態」です。喜怒哀楽が極端に振れたときに歯が出現する傾向があります。

非常事態だからといって歯を発動させる必然性はないので、おそらくはCPUの情報処理が追い付かずに誤作動が起こっているのではないかと想像します。

ドラえもんの歯並びについて

ドラえもん 激怒

さて、ドラえもんさんの歯並びについて言及します。歯は上顎6本、下顎6本の合計12本あるようです。特筆すべきなのは12本すべて同じ形状で、切端咬合(せったんこうごう / 上の歯と下の歯の先端が合わさる噛み合わせ)だということです。

思い出してください。ドラえもんさんは「猫型ロボット」ですよね。ネコ科の動物すべてに牙があるんです。普通に考えて猫型ロボットに牙がないなんてあり得ません。(ちなみに猫であってもあの牙のような歯は犬歯と呼びます)

ドラえもんとチャコのロボットデザイナー、同一人物説

想像するにドラえもんを設計する際にはデザイナーとエンジニアで綱引きがあったでしょうね。

「猫型ロボットに牙がないなんてありえない!」

『牙は機能面では不要だし、コストもかかるんだよ!』

「おい!こっちは二足歩行ってのを譲ってんだぞ!牙だけは譲らねぇ!」

『あのな、そんなリアリティ消費者は求めてねぇんだよ!』

「そもそもさ、最初の製品会議から猫型ロボットということでスタートしてんじゃないか!」

『だから牙なくても猫だって!』

「牙がない猫なんてアリエナイ!」

『誤作動で誰かを傷つけた際の訴訟リスクすらあるんだぞ!』

「誤作動を起こさないようプログラムするのがお前の仕事だろ!?」

『それには予算も時間も足りないって何度言ったらわかるんだよ!!』

みたいな悶着があったんでしょうね。で、最終的には社長判断となってエンジニアの意見が大幅に採用された、と。

デザイナーは怒ったでしょうね。ほぼゼロ回答ですからね。そりゃ怒りますよ。「やってられない!」と言って退社したんだと思います。で、退社したデザイナーが次に作成したのが『無人惑星サヴァイブ』に登場するネコ型ロボットのチャコだと思うんです。

無人惑星サヴァイブ チャコ

チャコはかなりネコっぽいです。牙もある。『無人惑星サヴァイブ』の時代設定は2100年代ということなので、2112年のドラえもんとも符合します。もちろん想像の域はでませんが、ドラえもんとチャコは同じロボットデザイナーだと思います。

ただし悲しいのはチャコはドラえもんほどヒットしなかったということ。職人魂みたいなものは大事だし尊敬しますが、消費者目線を忘れてしまうとヒット商品は生まれないんですね。

まとめ

ドラえもんさんの前歯は存在する。必要な時にだけ出現するシステムらしいが、非常事態に誤作動で歯が出現することがある。

歯は上下トータル12本。切端咬合なのが特徴。猫型ロボットなのに牙がないのが斬新。

ドラえもんと『無人惑星サヴァイブ』のチャコは、どちらも同世代に作られた猫型ロボットなわけだけど、ぼくは同じロボットデザイナーが関わっていると推測している。

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2 件のコメント

  • 面白い記事ですね。感心しました。芸のない話をしてしまえば漫画表現の為に人間のような歯を描かれただけな気もしてしまいますね

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    kengo

    当サイト管理人。東京在住の31歳。2013年8月に地元の歯科医院で保険の差し歯を入れるも衝撃的な出来栄えにショックを受け、保険外の差し歯を入れることを決意。5つの審美歯科の訪問・歯茎整形・オールセラミック差し歯などの実体験を公開しています。詳細は「僕の差し歯治療体験記」をご覧ください。