差し歯治療体験記 09 ~ かなり切ない13,930円

 
「あーーーぁ!!」

家を出る前に
布団の中に顔を埋めて
叫んだりしてみた。

かなり緊張してる。

なぜかって?

今日は地元の歯科に
行かなきゃいけないの。

作り直しをお願いしていた
保険の差し歯が完成したから。

 

だけど正直言って
まったく期待していない。

だって作り直しをお願いた時も
噛み合わせチェックや歯の色の
打ち合わせとか一切なかったもん。

・色が白過ぎる
・分厚すぎる
・角度が前に出ている

僕が一方的に
この三点を伝えたくらいかな。

そしたらローラ張りに
「オッケー♪」で終了だもん。

rola-ok

これが1か月前なら
何とも思わなかったかもしれない。

だけど審美歯科医院に行ってみて
それが異常であることを認識した。

 

審美歯科医院は1時間以上かけて
僕の希望を聞き、歯の状態を
しっかり、たっぷり、詳細に
確認してくれた。

一方、地元の歯科は2分とか。

んで「オッケー♪」だもんね。

まともな差し歯が
出来るわけないよ。

 

だから断ることを決めてた。

「ごめんなさい。
他の歯科でお願いします。」

そう言おうと決めての
再来院だった。

 

治療室に入って
新しい差し歯を装着。

作り直した差し歯

皆さん、どうっすか?

作り直し費用はゼロだって。

その点はホッとしたけど
出来栄えは微妙。

うーん。

初回の保険差し歯

ちなみに、
これが初回の保険差し歯ね。

うん、前と比べたら
ちょっと良くなった。

だけど
やっぱりダメ。

 

「よし!断ろう!」

そう思った。

そう思った時に先生が

『また1週間くらい
様子見してみる?』

と言うので
「はい」って言っちゃったよ(T_T)。

あーぁ。

だってさ、
ここでボロカスに書いているけど
この先生には保育園の頃から
お世話になっているんだもん。

家族もお世話になってて
評判も良い。

僕だって
ずっと信頼していた。

当然それなりに人間関係も
できているし。

だから「他の歯科に行きます」
と言うのは難しいよ。

 

・・・そして一週間後。

再来院。

ホント胃が痛かった。

こういうことを臆することなく
言えちゃう人を僕は尊敬する。

マジで苦手。

でも言わなきゃしょうがない。

治療チェアーに座ると
先生がやって来た。

『どうかな?』

先生が笑顔で質問する。

僕は生唾をゴクリと
飲み込んでから言った。

「あの、作り直してもらってだいぶ良くなったんですが、、、まだちょっと違うかなって思うところもあるので、いったん他の歯医者さんで診てもら・・」

『そっか、わかった。ゴメンね。ごめんなさい。僕の力不足です。』

先生は僕の言葉を
遮るようにそう言った。

そして次に想定外のことを
言い出す。

『治療費は全額返します!ちょっと○○さんの今までの治療費を全額返してあげて。』

マジ!?

慌てたのは僕だけじゃない。

歯科助手さんも
まさかの発言に驚いている。

どうやって
治療費を計算するのか
先生に質問しているもん。

治療チェアーに座ったままの僕は
「いや・・あの・・」
と困り果てるばかり。

 

・・・そして。

歯科医院から返金

結局、
13,930円が返ってきた。

前歯の差し歯治療に
支払ってた全額らしい。

オーマイドクター!
心が痛い。
すごく複雑な感情。
罪悪感もあるし。

なんだろ。
なんて言えばいいんだろう。

切ないね。
とにかく切ない。

だけどゴメン先生。

今まで感謝しているけど
無理なんです。

 

歯科医院を後にするときは
本当に気まずかった。

この日は口数が少ないまま
一日が終わったよ。

 

こうして退路は断たれた。

もう100%保険外の差し歯にする。

こうなったら
とことん納得する差し歯を
手に入れなきゃいけない。

よし。
審美歯科医院巡りを再開しよう。
 

体験記 10 ~ 完璧な提案と不可解な僕
 

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コメント

    • ゆうか
    • 2013年 12月 25日

    私も以前、歯に悩まされた1人です。興味深く読ませて頂いております。

    数年前までは、歯なんてそんなに気にしていなかった私。歯医者も、近所でそこそこの評判の個人歯科に行っていました。特に疑問も無く。

    しかし、昔、上の前歯1本だけ神経を取ってしまっていたせいで、その歯だけグレーに変色しだして(ハリセンボンの人のように)…その事が気になり伝えると、なんといきなり差し歯にする事に。のちに、ラミネートべニアや漂白など、あまり削らない方向での治療の選択肢が色々あった事を知りましたが、その時は全くの無知でした。簡単に削る事を承諾してしまい、削った後、そこから長い歯科巡りが始まりました。

    こちらの記事を読んで、まずその歯科医はかなり良心的だと感じました。最終的に差し歯に納得いかなくても、対応は羨ましいです。私も同じように、色合わせ等の話し合いもありませんでした。しかも、保険外での治療だったのにです。最後は、診てももらえず、気に入らないのなら他行ってと受付の人に伝えられただけです。例え表面上だけでも、力不足ですと言って頂けたらどんなに良かったか。椅子にも案内されず、医者も出てこず、受付で言われただけ。差し歯は仮り止めのまま投げ出された形ですよ…

    私はアレルギー体質で、口の中も敏感です。分厚すぎるせいで口の中や唇の差し歯が当たっている部分に口内炎ができ、色も合っていないし、後々の検査で分かった事なのですが使っている材質にアレルギーも判明もしました。こちらの疑問や悩みに親身になって考えてくれる歯科医を探す事が大切ですね。また、私もあまり色々と言えない方なのですが、納得のいく治療のためにはしっかり発言しないといけないと思い知りました。

    仮り止めで投げ出された後、大学病院なども含めて行ける範囲は全て受診しました。数十件でしょうか。仮り止めのまま歯科巡りで1年近く経過し、もう途方に暮れていた頃に、今お世話になっている歯科に巡り合いました。そこは個人歯科ですが、保険外も力を入れており、若い歯科医や衛生士育成にも力を入れているため従業員の規模も大きい所でした。国立大歯学部の第1期生卒業の先生で、今でも大学病院と繋がりがあり連携もしていて、育成に力を入れているだけあって知識も豊富でした。物腰もやわらかく、困り果てて病みかけていた私の話も聞いてくれて、本当に感謝しています。

    歯科医選びは本当に大切です。一体何に力を入れているのかは重要だと思います。保険診療のみをしている所では限界があるようですね。知り合いの歯科医に聞いた話ですが、正直保険適用の診療に時間や手間はかけれないそうです。割に合わないんだとか。

    なんだか長くなりましたが、よい歯科医は必ず存在します。今悩んでいる人に、伝わればいいなと思います。結果としては、1本で10万の差し歯を入れましたが、納得のいく差し歯になりました。差し歯治療、諦めずに頑張って下さいね。コメント失礼致しました。

    • kengo

      ゆうかさん

      大変貴重な体験談をお聞かせいただき、誠にありがとうございます。

      ヒドイ歯科医院があるものですね。でも良い歯医者さんを見つけられてよかったです。ゆうかさんの体験談は僕だけじゃなくコメント欄を読んだ多くの方が参考にされると思います。

      歯科選びは重要ですよね。僕も痛感しているところです。僕はそれまで地元の歯科だけしか行ったことがありませんでした。だから比較検討をすることもなく保険の差し歯を作ることになってしまいました。ゆうかさんが仰るように差し歯以外の選択肢もあったかもしれません。

      でも僕みたいな人が殆どなんじゃないかと思うんです。今思うのは事前の情報収集の重要性です。半年前にゆうかさんの話を聞いていたら何か違った結果になっていたかなぁとか思いつつ、今悩んでいる人の助けになる情報発信をしたいと思っています。

      ではでは、今後ともよろしくお願いします(^^)

      • みほ
      • 2014年 1月 18日

      はじめまして。
      こちらのブログ、新しくなる前から参考にさせていただいています。
      情報、とてもありがたいです。
      私も前歯の神経を抜き、グレーになってしまっていて、セラミッククラウンを検討しています。
      今まで、しらゆりと上高井戸歯科のカウンセリングにいきましたがまだ決めてにかけていて、
      よろしければ、ゆうかさんの通ってらっしゃる歯科を教えていただけませんでしょうか?
      よろしくお願いします。

    • ゆうか
    • 2013年 12月 27日

    ご返信ありがとうございます。まだお伝えしたい事があって、またコメントさせて頂きました。

    事前の情報収集はかなり大切ですね。私自身、情報収集していくにつれ自分のあまりの無知を情けなく思ったくらいでした。最終的には、差し歯に関しての知識だけはそこらの歯科医よりよっぽど詳しくなってしまいましたが、そのおかげで良い歯科医院が選べたのだと思っています。あまり良くない歯科医は、詳しい患者には嫌そうな顔をしますからね…悲しい事ですが…

    差し歯をするにあたって歯科医院を選ぶ際には、歯科医はもちろんですが技工士についても調べた方がいいと思います。大学病院は大概院内に技工士がいるので希望すれば呼んでくれますが、個人の場合は外注がほとんどです。せっかく歯科医が美的センスも素晴らしく器用な人間でも、肝心の歯を作る技工士が下手では全く意味がありません。

    聞けばどこに外注してくれるのか教えてくれる所も多いですが、どこに外注してるのかなんて聞きにくい場合は、とりあえず技工士が立ち会うのかだけはチェックしておくべきでしょう。腕のいい技工士は、色合わせ等の話し合いの際に立ち会いに来ます。私の場合も技工士が立ち会いに来て、こちらの希望は主に技工士の方にお伝えしました。実際に口の中を見て、技工士が持ってきた色サンプルを合わせながらどの色にするか決めたり、その他にも色々注文しましたがメモ用紙いっぱいにメモして帰っていました。

    よく考えればそうですよね、技工士だって、実際に見てもないのにバッチリ合わせられるはずがありません。写真だけでは限界があります。光の当たり具合で歯の色なんて微妙に変わりますし、どの色が最適かなんて実際見た方が確実です。歯科医だって、患者からの注文を一言一句伝える訳でもないですし、希望は技工士に直接言った方が確実です。

    私としては、あまり審美歯科専門医院は行きたくありませんでした。余計な事を勧められたりするからです。ホワイトニングとか。定期検診も自費になってしまいますし、保険診療でできる事も全て自費になります。差し歯治療中も治療後も、費用の事を考えると保険治療もしている医院を探しました。一概には言えませんが、専門歯科はボッタクリな所も多々ありますので…

    アップされている写真をお見受けする限りでは、まず口内環境を整える事を始めた方がよろしいかと思いますよ。歯茎も若干腫れていますし、歯石も付いているような…?本来の歯の色がよく分かるように歯のメンテナンスと、自分にピッタリ合ったサイズの差し歯を作るために歯茎の腫れをおさめた方が、より良い差し歯治療ができると思います。これは普通に保険診療でできますよ。おせっかいな発言で申し訳ありませんが…

    私の友人に歯科医がおりますが、正直ピンキリだそうです。国家資格ですが実技試験がありませんから、勉強さえできれば超不器用でも歯科医になれちゃうそうです。そもそも歯学部自体、医学部の滑り止めで医学部落ちたからきたとか、そんな人も多いらしく…外科医ほど必要性はないかもしれませんが、細かい作業ですし不器用な人はできれば避けたいですよね…ちなみに、器用な人かどうかは1回保険治療で他の歯の詰め物を治してもらったりすればよく分かりますよ。

    私がこちらの記事を読んで感じたのは、返金等の対応は良心的だけど、その医院にはやっぱり疑問を抱きました。4本連結って事が1番おかしいかなと…強度は連結でなくとも十分です。おそらく、単に手間だから連結にしたんだろうと思います。そこは個人医院の弱みですよね、とにかく患者をさばかないといけませんから、1人1人に時間かけてられないんですよ…その点、保険診療だけなら大学病院がいいと思います。先生にしてみたらいくら時間かけても給料変わらないし、自分が全ての患者をさばく必要もないので、希望すればじっくり診てくれますよ。

    後悔してほしくないので、分かる範囲でできるだけお伝えしたいと思いコメント残しました。私は、結局自分の歯が1番って事、削ってから痛感しました。残ってる歯を大切にしようと思います…

    納得のいく治療ができますように…長文失礼致しました。

    • kengo

      ゆうかさん

      さらに詳しい投稿ありがとうございます!

      僕はもう審美歯科でオールセラミック差し歯を入れているんです。まだ体験記は間に合っていませんが10日ほど前に治療は完了しました。今のところ満足しています。事前に口内クリーニングも実施して歯石もだいぶ取れました(^^)

      差し歯治療において歯科技工士さんの役割が大きいんですね。僕も歯科技工士さんの存在は認識していたんですが、歯科選定の際にそこまで重視しませんでした。その点をしっかりチェックするとより良い歯科選定が出来そうですね!

      で、審美歯科に気が引ける気持ちも分かります。僕もそうです。商売先行の歯医者って嫌ですよね。実際、審美歯科巡りで何度か嫌な思いもしました。後日書くと思いますがヒドイ審美歯科もありました。

      ただ、前歯の差し歯治療を考えている人に、街の保険メインな歯科と専門審美歯科のどちらかを勧めるとしたら専門審美歯科かなって思っています。確率論で言うと専門審美歯科のほうが良いんじゃないかってことですね。

      保険治療メインの歯科でも素晴らしいところはあるはずなんですが、保険メインの歯科は特に情報収集が困難なんです。HPは基本ありませんし、虫歯治療をした人のクチコミはあまり参考にならないし、来院したとしても時間をかけて詳しい説明を受けることは期待できないし・・・。

      だから僕は「歯医者さんは充実したHPを作ってください」と言っているんです。HPがすべての解決策になるとは言わないけれど、患者にとっては歯科選定の参考材料になり得ます。現状だと暗中模索ですからね。

      でもゆうかさんは凄いです。驚きました。1年も歯科巡りをしたんですよね。僕は1カ月ほど。合計6院の話を聞いて決めました。それで頑張って廻った方だと自負していたんですが、まだまだ甘かったかもです(^。^;)

      とにかく、貴重な情報ありがとうございます。このコメント欄を読んだ人はラッキーですね。

    • みほ
    • 2014年 1月 20日

    先日、コメントを書かせて頂きました。
    Kengoさん、個人的に差し歯のことお伺いしたいのですが、メールで質問などさせていただけますでしょうか?

    • kengo

      みほさん

      先ほどメールしました。歯科医師ではないので専門的な回答は難しいですが、僕が答えられることはお答えしますね^^

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