差し歯治療体験記 04 ~ 笑いの神が降臨

地元の歯科医院から
家に帰る姿を
知り合いに目撃されて
いないことを願う。

きっと
サイテーな顔をしていたから。

ショック。
本当にショック。

こんなに落ち込んだのは
高校3年の時に初めて出来た彼女に
突然フラれた時以来だよ。

あの時は「縦隔気腫」
という器官に穴が開く
病気になったからね。

マジですよ?(笑)
ストレス耐性弱いんです、僕。

 

ようやく家に帰ってきた。

そこには都合がよく
母親がソファーに座っていた。

「あら、どこ行ってたの?」

『○○歯科。』

「へー、虫歯でも出来たの?」

『あのさ、
前歯を差し歯にしたんだけど、
ちょっと見てくれる?』

そう言って付けたてホヤホヤの
差し歯を母親に見せた。

しばしの沈黙の後に、
最大限オブラートに包んで
発せられた母の一言

「・・・・・・うーん。
ちょっと出っ歯気味になった?」

僕はもう止まらなかった。

『そうでしょ!?そうなんだよ!
だって歯が分厚いんだもん。
角度もさ、かなり前なの!
だから上の歯と下の歯を
合わせようと思ったら
アントニオ猪木みたいに
顎を出さなきゃいけないんだよ!
不自然でしょ?
俺はかなり不自然だと思うんだよね。』

先生と歯科助手に
「変じゃないよ!綺麗だよ!」
と繰り返されていたので、
自分の感覚をちょっと疑っていた。

そこに母親が違和感を認める
「出っ歯気味になった?」
という発言だったから
フィーバーしちゃったわけ。

 

ノンストップエキスプレスで
不満をぶちまけている時に
父親が帰ってきた。

詳しい話は割愛するけど
父は社交辞令とか一切できない人なんです。

障害者手帳も持っていますしね。
良く言えば素直な人。

だからある意味で、
この人の感想は信頼できるの。

で、見せました。

そしたら大爆笑!!!

いや、マジで。
誇張抜きに大爆笑。

お腹を押さえて顔を真っ赤にして
大笑いをする父。

あれだけ笑われると
怒りの感情なんて沸かないね。

あんなに笑っている父を
初めて見た。

爆笑する父を見て、
『大いなる武器を手に入れた!』
とか思っちゃう自分が憎い(笑)。

だって2時間後とか、
ほとぼりが冷めた時に父親に
「ニッ!」って前歯を見せると
再び大爆笑するんだもん。

保険の差し歯

ほほ笑むだけで大爆笑。

あの日、あの瞬間。
僕の元には間違いなく
笑いの神が降臨していた。

「やったぜベイベー!!!」

・・・んなわけない。

さてと、
美容歯科でも検索すっか。
 
 
>>差し歯治療体験記 05 ~ 医者もピンキリ
 

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ABOUTこの記事をかいた人

kengo

当サイト管理人。東京在住の31歳。2013年8月に地元の歯科医院で保険の差し歯を入れるも衝撃的な出来栄えにショックを受け、保険外の差し歯を入れることを決意。5つの審美歯科の訪問・歯茎整形・オールセラミック差し歯などの実体験を公開しています。詳細は「僕の差し歯治療体験記」をご覧ください。