建築作業で使用していた足場を解体している時に、くさび式の足場でしたのでハンマーを使って解体をしていました。
解体は時間との勝負でもありスピードが要求されます。私も数年この仕事をしていましたので慣れた手つきで作業していました。
まもなく終了するという一瞬の出来事です。一番下の部材を外すために下から上に向けてハンマーを振りました。そうしたら勢い余って強くたたき過ぎてしまい、鉄の部材が顔めがけて飛んできます。
あっと思った時には顔にぶつかっていました。痛いと思った瞬間にスローモーションで白い物が放物線を描いて飛んで行きます。
歯だ!そう思った私はその歯が落ちるところまでしっかり見届けました。
地面は細かい砂利でしたので、折れた歯がその隙間に入ってしまいました。しかし最後まで目を離さなかったためにすぐに拾い上げました。
それは前歯が半分に折れてしまっていました。すぐに水で洗ってビニール袋に入れました。急いで行きつけの歯医者へ連絡をして折れた歯を持っていきました。その途中でも痛みは無かったです。
先生に見せるとキレイに折れたな!と言われ、神経は大丈夫だから着けてしまおう!とのこと。何をするかと思ったら折れたを接着剤のようなものでピタッと元の位置へ納めました。
こんな処置で大丈夫?と思いましたが10年経つ今でも問題なく着いています。ハッキリ折れた線は見えますが。
器量な体験談を教えて頂きまして、誠にありがとうございます! 歯科用の接着剤があるというのは聞いたことがあるんですが、10年経った今でも問題なく使えているというのが凄いです。でも、大怪我にならなくて良かったですね。
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